ブロガー必読!Webライティングにも活かせる!D.カーネギーの「人を動かす」
「人に自分が思うようにモノを伝えたい」
「自分の文章や言葉を通して相手が行動(商品の購入など)してくれたら…」
そんなことを考えることはありますよね。ブロガーだと自分の文章から商品を買ってもらうことで収入が発生しますので、言葉の力というのはとても重要です。
このブログでもブロガーおすすめの良書を紹介していますが、今回は、ブロガーの域を超えて働く人や社会人に是非読んでいただきたい本です。
今回ご紹介する本は、D.カーネギーの「人を動かす」です。
では順に説明していきます。
1.D.カーネギーってどんな人?
2.この本のポイントは?
3.Webライティングに役立つポイント
4.私の感想
5.どのバージョンがいいの?
1.D.カーネギーってどんな人?
この本の作者であるD(デール).カーネギーさんをあなたはご存知でしょうか?アメリカのカーネギーホールを作ったカーネギーさんではありませんよ。カーネギーホールを作ったカーネギーさんは、カーネギー鉄鋼会社を創業し「鉄鋼王」と称され、ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目の富豪とされるアンドリュー・カーネギーさんです。
こちらのD.カーネギーさんは、1888年、今から130年以上も前にアメリカで生まれた方です。教師を志望するも中古車のセールスマンや俳優を目指したりと仕事を渡り歩きながら、話し方講座の講師になり、有名になった人です。
2.この本のポイントは?
この本のポイントをここでは説明していきたいと思います。この「人を動かす」は、人生で必要なのは、対人関係で、その対人関係を学べる教科書がないということで、カーネギーさん自身がその教科書を作るべく、色々な人にインタビューをしたり、自身の話し方講座の中でのケーススタディなどを盛り込み完成させた本となります。
全世界で売れているのはもちろん、日本でも500万部を突破するというかなり有名な本です。
中田敦彦さんやローランドさんもこの本をおすすめしています。
「人を動かす」は人の気持ちを動かし行動させるための3原則と人に好かれる6原則、人を説得する12原則、人を変える9原則を解いています。30もの原則を覚えたり実践するのは無理と思われる方もいるかもしれませんが、まずは、人を動かす3原則を理解してください。
「人を動かす」3原則のポイント!
①他の人に関心を持つこと
②他人を批判せずに、褒めること
③相手の利益を考えほしいものを与えること
基本的に人は「自分」以外には興味を持たない。批判や論破しても人は行動を変えることはないということから導かれた原則となります
参考ページはこちら
3.Webライティングに役立つポイント
では、この本がなぜブロガーにお薦めかという点に触れたいと思います。Webライティングも対人関係の一部と考えると、単に対話というだけではなく、Webライティングにも通じるものがあります。
特に先ほどの3原則にもある「相手の利益を考えほしいものを与えること」という考え方です。自分の言いたいことだけを言うのではなく、相手の有用性を考え、相手に利益を持たすことができるコンテンツを作り与えていくという考え方は、ブログを作っていくときに根底となる考え方だと思います。
そもそも人は自分にしか興味がない。自分の興味を満たすためにWebで情報を探している。探さざるを得ない状態になっている。そんな人に自分が伝えたい情報だけを押し付けても意味はないですし、たまたま見てもらったとしても、そこから何か書き手の利になる行動をしてくれるわけではないですよね?
このようなごくごく当たり前な原則を改めて教えてくれるという意味で重要な本です。
4.私の感想
ここでは、私の感想をお話ししたいと思います。
この「人を動かす」はすでに述べたように約100年前の本です。しかし今もなお読み続けられるというのは、やはり人の真理をついていると言えるのではないでしょうか?
アメリカ人、日本人といった人種や国籍も超えて、人の考えというのはそう変わらない…
多くの先人の研究や実践の中で洗練されていったノウハウというのは、古めかしくて使えないということはないと思うのです。的確に人の心をとらえていると考えても良いのではないかなと考えます。
今は、Webで色々な情報を手軽に手に入れることができます。
多くの成功者が、玉石混交な状態で情報を発信しています。そういった情報に振り回されず、正しい情報を得る上でも、こうした古典的でも人の考えの真理をついている知識をしっかりとベースに据えることはとても大切だと思います。
Webライティングなどの最新のテクニックなどは別の本やネットなどでも学ぶことはできますが、そのベースとなっている考えを学べる本としてこの「人を動かす」をおすすめします!
5.どのバージョンがいいの?
この本は、長い間売れ続けていることもあってかバージョンが3バージョンあります。
どのバージョンを買ったらいいか悩みますよね?
ここでは、それぞれのバージョンを説明していきたいと思います。
①文庫版
最も安いというメリットはありますが、新装版に収録されている「幸福な家庭をつくる7原則」がカットされています。
②新装版
文庫版に「幸福な家庭をつくる7原則」が追加されています。
③完全版
文庫版に「敵を味方に変える方法」という短い章が追加されています。
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